2011年12月13日火曜日

もう一人のお母さん、お父さんへ

先日、84歳のご婦人(この言葉がぴったりの素敵な方です)の方のお世話に伺いました。私にとっては人生で初めての介護です。なんにもできない自分に不安になって”おかあさん”に「私で大丈夫かしら」とつぶやくと1か月に一言二言しか話されない方が「だいじょうぶ!」と力強くいってくださいました。その方の芯の通った優しさと私への愛に感動して目頭が熱くなりました。若いころにはさぞかしキリッとした強さと、人に対する本当の優しさを持たれていたのだろうと感謝しました。一日の終わりにお母さんに心から「お疲れ様でした」そして「ありがとうございました」と伝えました。
 そして私たち介護チームをいつも心からねぎらってくださり「ママを大事にしてくれてありがたい」と言ってくださるお父さん。介護者の家族も心にかけてくれて、私に、子どもたちにも遊びに連れてきなさい、と言ってくださったり、他の介護者のご主人のことも、いつもがんばっているからまた来て楽しもう!と本当に優しい人柄に頭が下がります。
 人生も半分過ぎて、素敵な方たちと出会えて、なんて幸せなんでしょう。お母さんやお父さんのようにどんな状況であっても愛と自分を保っていられるように歩んでいきたいです。
感謝をこめて…。

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